中期経営計画「WILL-being 2023」振り返り
全体振り返り
前中期経営計画のスタートである2020年3月期と比較すると、売上収益・営業利益ともに着実に成長しました。売上収益は、プラスの為替影響もあり達成したものの、営業利益は、国内Working領域の停滞により僅かに未達成の結果になりました。
重点戦略Ⅰ~Ⅲの「ポートフォリオシフトによる収益性の改善」「デジタルシフトによる生産性の改善」「次なる戦略投資領域の探索」においては、計画遅れや戦略変更などにより未達成となりましたが、重点戦略Ⅳの「財務戦略」においては、親会社所有者帰属持分比率が26.6%、総還元性向が31.2%と、達成の結果になりました。
重点戦略 | 内容 | 評価 | ||
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戦略Ⅰ | ポートフォリオシフトによる収益性の改善 |
| △ | (戦略投資領域)
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△ | (利益最大化領域)
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戦略Ⅱ | デジタルシフトによる生産性の改善 |
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× |
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戦略Ⅲ | デジタルシフトによる生産性の改善 |
|
× |
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戦略Ⅳ | 財務戦略 |
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〇 |
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セグメント別売上収益・営業利益推移
中期経営計画「WILL-being 2026」への継続課題
営業利益率が依然として3%台で横ばい、国内Working事業の主力領域(セールス・コールセンター・ファクトリー)における採用環境の悪化、介護領域における紹介予定派遣の戦略転換等による国内Working事業の成長停滞等、本中期経営計画への継続課題として整理しました。
課題 | |
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共通 | 営業利益率が依然として3%台で横ばい。 (営業利益率 20.3期: 3.4%→23.3期: 3.7%) |
国内Working事業 | 建設技術者領域は、採用が想定通り進まず、計画が1年遅延。 |
国内Working事業の主力領域 (セールス、コールセンター、ファクトリー)において、採用環境悪化。 | |
介護の紹介予定派遣を戦略転換したことから、成長ドライバー減少。 | |
国内において、採用環境は将来的に更に悪化。 | |
財務の安定性を重視したことで、M&Aを行わなかったこともあり、直近3年間の成長が停滞。 | |
海外Working事業 | 海外Working事業の成長をさらに加速。 |