人材への取り組み

人材方針
人材育成方針
当社グループは、「すべての人に居場所と舞台を創り続ける」を人材育成の中核理念に掲げ、人的資本の強化を通じた持続的な企業価値の向上に取り組んでいます。人材をコストではなく競争優位の源泉と捉え、事業部・国・雇用形態の枠を超えた一体的な人材マネジメントを推進することで、事業成長と個人の成長が相互に高め合う好循環の実現を目指しています。 中期経営計画の実現に向けては、社員一人ひとりのWell-beingと働きがいを高め、多様な能力や志向を活かすことを重視しています。その実現に向け、「適所をつくる」「適材をつくる」「適所に適材をあてる」という考え方のもと、戦略的人材ポートフォリオの構築を推進しています。 また、多様な人材が安心して能力を発揮できる「居場所」と、挑戦や成長を通じて活躍できる「舞台」を提供することで、個人と組織がともに成長する環境づくりを進めています。サーベイや適性検査などの人事データを活用し、一人ひとりの特性や成長段階、キャリア課題に応じた育成機会を提供することで、自律的な成長を支援しています。
適所適材の実現
適所適材の実現を支える中核機能として、当社グループでは独自の組織体制であるHRマネジメントパートナー(HRMP)を各事業に配置しています。 HRMPは、一般的なHRBPが担う事業部門への人事支援機能に加え、事業責任者と連携しながら、事業計画から逆算した人材要件の定義や組織課題の解決を主導しています。現在、国内主要子会社の主要8部門に配置しており、採用・育成・配置・登用を一体的にマネジメントすることで、将来の事業成長を支える中核人材の確保・育成・最適配置を推進しています。
労働環境
社内環境整備方針
当社グループは、社員一人ひとりが心身ともに健康で、安心して働き続けられる環境を整備することが、持続的な企業価値向上の基盤であると考えています。そのため、重点課題の一つとして「Well-beingの向上」を掲げ、身体的・精神的・社会的な健康の維持・向上に取り組んでいます。
また、多様な価値観や働き方を尊重し、誰もが自分らしく活躍できる職場環境の実現に向けて、多様性の推進、働き方・働きがい改革、健康経営を推進しています。社員一人ひとりの働きやすさと働きがいを高めることで、能力を最大限に発揮できる組織風土を醸成し、個人と組織がともに成長し続ける環境づくりを進めています。
加えて、多様性の尊重、働き方改革、健康経営の実践などに取り組むことで、働きやすさや働きがいを創出し、社員一人ひとりがいきいきと働くことができる環境を創出します。
推進体制
当社グループでは、当社グループでは、社員の労働環境改善についての推進機能として、グループ横断の人事会議を設置しています。議長を人事本部長とし、主要事業の責任者および人事本部各部長により、労働環境や人材育成等に関する課題への対応および方針決定を行い、グループ各社の関係部署と連携して労働環境の改善に取組んでいます。
健康経営
当社グループは、社員一人ひとりの心身の健康が、働きがいやパフォーマンスの向上、そして企業の持続的な成長の基盤であると考えています。 そのため、定期健康診断やストレスチェックの実施に加え、長時間労働の抑制やメンタルヘルス対策、産業医との連携、ラインケアの推進など、心と身体の両面から健康を支援する取り組みを行っています。 また、健康課題の改善だけでなく、社員一人ひとりがいきいきと働き、自身の能力を最大限発揮できる状態を目指し、Well-beingの向上にも取り組んでいます。 社員とその家族が安心して健康的に暮らし、働き続けられる環境づくりを推進しています。
人材開発
教育体系
当社グループは、「個と組織をポジティブに変革するチェンジエージェント・グループ」をミッションに掲げ、その実現を担う社員一人ひとりを「チェンジエージェント」と位置づけ、必要な資質やスキルを体系的に定義しています。
人材育成は、社内大学「WILL University」を基盤として推進しており、「階層別必修研修」「特定チーム向けカスタマイズ研修」「部門オーダー型研修」「希望者向け公募型研修」など、多様な学習機会を継続的に提供しています。また、自社開発のeラーニングプラットフォーム「Learner」を活用し、集合研修とオンライン学習を組み合わせた学習環境を整備することで、一人ひとりの主体的な学びと継続的な成長を支援しています。
主な取り組み
<ウィルサミット>
幹部層を対象に、中長期的な経営視点やマネジメント能力の向上を目的として、2018年から実施している1Dayプログラムです。各分野の有識者を招き、日常業務では得がたい知見を学ぶとともに、自社の経営や事業運営への活用方法について議論を重ねることで、実践的な学びにつなげています。
<タウンホールミーティング>
当社グループのミッション・ビジョン・バリューの浸透を目的として、社長が社員と直接対話を行う取り組みです。2023年より継続して実施しており、経営トップの考えや想いを直接伝えるとともに、現場の声や課題を双方向で共有することで、組織の一体感醸成と相互理解の促進につなげています。
<後継者育成>
将来の経営を担う人材を計画的に育成するため、経営幹部候補者を選抜し、レイヤーごとの育成プログラムを実施しています。長期的なトレーニングに加え、コーチングやメンタリングを通じた内省機会を提供するとともに、タフアサインや戦略的な異動を積極的に行い、多様な経験を通じた成長を促進しています。
<コーチングトレーニング>
当社グループでは、コーチングを社員のWell-beingや働きがいの向上、チームビルディング、さらには人材サービス事業の価値向上にも資する重要なスキルと位置づけています。役職を問わず、コーチングのあり方や実践方法を学ぶ機会を提供するとともに、研修後も継続的な実践を支援しています。また、管理職を中心にコーチングを受ける機会も提供し、自身の内省や成長課題の解決を支援することで、組織全体のマネジメント力向上につなげています。
『働きがい』の向上
当社グループは、人材を最大の資本と考え、一人ひとりが自分らしく挑戦し、成長し続けられる環境づくりを推進しています。
私たちは「働きやすさ」だけでなく、「働きがい」の向上を重視しています。社員が自身の仕事の意義や価値を実感し、組織とのつながりを感じながら活躍することが、個人のWell-beingと企業の持続的な成長につながると考えているためです。
その実現に向けて、働きがいサーベイによる組織課題の可視化や、上司と部下がキャリアや人生について対話する「働きがい1on1」の実施、人材データを活用した組織改善などに取り組んでいます。これからも社員一人ひとりの可能性を引き出し、多様な価値観や挑戦を尊重する企業文化を育みながら、誰もがいきいきと活躍できる組織づくりを進めてまいります。
取り組み例
●「ダントツWILL」プロジェクト
当社グループでは、社員一人ひとりのWell-being向上を目的として、有志社員による組織横断プロジェクト「ダントツWILL」プロジェクトを推進しています。
本プロジェクトは、社員の「Working(働く)」「Interesting(遊ぶ)」「Learning(学ぶ)」「Living(暮らす)」の4つの領域を高めることを目的に、部署や役職を超えたメンバーが主体となって活動しています。社員同士の交流イベントや学習機会の創出、家族も参加できる企画の運営などを通じて、組織の一体感や挑戦する風土を醸成しています。また、社員自らが企画・運営に携わることで、リーダーシップの発揮や新たなつながりの創出にもつながっています。
●働きがい1on1
当社グループでは、社員一人ひとりが自身の価値観や将来のありたい姿と向き合い、より主体的にキャリアを築いていけるよう、「働きがい1on1」を実施しています。
働きがい1on1では、業務の進捗確認だけでなく、「どのような時にやりがいを感じるのか」「どのような人生やキャリアを歩みたいのか」といったテーマについて、上司と対話を行います。対話を通じて、社員自身が仕事の意味や価値を再認識するとともに、上司が一人ひとりの想いや強みを理解し、成長や挑戦を支援する関係性づくりにつなげています。
●電子書籍「RAINBOW~100人100通りの「働きがい」~」
RAINBOWは、社員一人ひとりの「働きがい」や「自分らしいキャリア」に焦点を当てたインタビュー企画です。
働く目的や大切にしている価値観、仕事を通じて実現したいことは人それぞれ異なります。さまざまな社員の経験や想いに触れることで、多様な働きがいのあり方を知り、自身のキャリアや人生について考えるきっかけを提供しています。インタビューでは、仕事への向き合い方や挑戦の経験、困難を乗り越えたエピソードなどを紹介しています。社員同士が互いの価値観や背景を理解し、多様性を尊重しながら自分らしく活躍できる組織文化の醸成につなげています。
多様な人材の活躍
当社グループは、多様な価値観や経験を持つ人材が、それぞれの個性や強みを活かしながら活躍できる組織づくりを推進しています。
性別、年齢、国籍、ライフイベント、キャリア志向などの違いを尊重し、一人ひとりが自分らしく挑戦し成長できる環境を整えることで、組織の創造性や競争力の向上につなげています。また、社員同士が互いを理解し、多様な価値観を認め合う風土づくりにも取り組み、誰もが活躍できる組織の実現を目指しています。
次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画(PDF)
取り組み例
●女性リーダー育成研修
当社グループでは、女性社員が自身の可能性を広げ、リーダーとして活躍できるよう、女性リーダー育成研修を実施しています。
将来の管理職・リーダー候補者を対象に、リーダーシップやマネジメントに必要な知識・スキルの習得に加え、自身のキャリアビジョンを描く機会を提供しています。また、同じ志を持つ仲間との対話や相互学習を通じて、自信や視座を高めることを支援しています。これらの取り組みを通じて、多様な人材が活躍できる組織づくりと、次世代の幹部人材の育成を推進しています。
●20代キャリアデザイン研修、30代キャリア強化研修
25歳と30歳を迎える社員を主な対象に、キャリア開発研修を実施しています。
自分の強みや資質を理解し、伸ばしていくことで、自分らしく活躍できるキャリアの考え方を学びます。2020年からスタートしており、「将来のキャリア」について深く考えるきっかけとなった」など、自分らしく働くことのきっかけとなっています。
また、多くの研修において、学習補助機能として早くに自社開発したe-ラーニングサイト「Learner」の活用により、重層的で効果的な学習体系を構築しています。
●女性活躍プロジェクト「ウィルカラ(ウィルグループのColorfulCareer)」
当社グループでは、社員の女性割合と比較して管理職の女性割合が少ないという課題があります。身近にロールモデルとなる女性社員がいないことや、仕事と育児を両立して働く人が身近にいないために、女性社員が長期的なキャリアに不安を感じていることがわかりました。そこで2021年から、当社グループの女性社員がキャリアと働き方を応援するプロジェクト「ウィルカラ」を結成し、社内報を通じて、ロールモデルの紹介や、男女間におけるコミュニケーションの差を埋めるような記事を配信しています。社員アンケートでは「育児両立についての不安が解消した」など、風土醸成につながっています。
多様な働き方の促進
当社グループは、社員一人ひとりの能力を最大限に発揮できるよう、柔軟な働き方を支援する取り組みを推進しています。
育児や介護、治療との両立、学びや地域活動への挑戦など、働く人を取り巻く環境や価値観は多様化しています。私たちは、社員一人ひとりが自分らしい人生とキャリアを描き、「働く」「遊ぶ」「学ぶ」「暮らす」を充実させることが、Well-beingの向上と持続的な成長につながると考えています。
多様な働き方を支援する制度や環境を整備し、社員一人ひとりが自身の可能性を最大限に発揮しながら、長期的に活躍できる組織づくりを目指しています。
取り組み例
●多様な勤務制度の導入
フレックスタイム制度や在宅勤務制度、短日・短時間勤務制度などを導入しています。社員一人ひとりの状況や価値観に応じた柔軟な働き方を支援し、能力を最大限発揮できる環境づくりを推進しています。
●育児・介護との両立支援
制度整備に加え、両立支援セミナーやキャリア面談(パパ・ママ面談)、ベビーシッター利用割引支援などを実施しています。社員がライフイベントを迎えた後も、自分らしいキャリアを描きながら安心して働き続けられる環境づくりを進めています。
●パラレルワーク制度(社外副業・社内副業)
当社グループでは、社員一人ひとりが主体的にキャリアを築き、新たな挑戦を通じて成長できる環境づくりを推進しています。
社外での活動を通じて経験や知見を広げる「パラレルワーク制度」や、所属部署以外の業務・プロジェクトに参画できる「社内副業制度」を導入しています。
これらの制度を通じて、社員は現業では得られない経験や仲間との出会い、新たなスキルの習得機会を得ることができます。
社員が自らキャリアの可能性を広げ、挑戦を楽しみながら成長できる環境を整えることで、一人ひとりのWell-being向上と組織の持続的な成長につなげています。
| データ項目 | 2023年 3月期 |
2024年 3月期 |
2025年 3月期 |
2026年 3月期 |
|---|---|---|---|---|
| 利用者数 | 78人 | 83人 | 91人 | 81人 |
夢支援制度
『夢支援制度』は、世界を舞台に戦う当社グループで働く社員の“夢の実現”を支援する制度で、本気で世界に挑戦する社員の自己実現を支援するとともに、挑戦を通じた周囲への刺激や相互の成長によって、社員一人ひとりのWell-beingを高めることを目的としています。ウィルグループで働きながらも、自分自身の“夢”を諦めずに挑戦し続ける社員を対象としています。
夢支援制度概要
| 支援分野 | (スポーツ分野)世界大会や国際試合への挑戦 (芸術分野)世界的な展覧会やイベントへの挑戦 |
|---|---|
| 支援内容 | 金銭支援(最大100万円) |
| 支援対象 | 国内・海外を問わず、ウィルグループで働く社員 |
| 支援人数 | 年間、最大5名程度 |
| 支援期間 | 1年単位で更新(支援継続の見極め) |
| 支援フロー | 書類選考 → 本審査(プレゼン発表) → 支援者決定 |
| 制度導入 | 2025年4月1日 |
| WEBサイト | https://dream-support-program.willgroup.co.jp/ |