中期経営計画(WILL- being 2023)
中期経営計画(WILL-being2023)について
当社グループは、前中期経営計画「Will Vision 2020」(2018年4月1日-2020年3月31日)の数値目標を達成し、また重点戦略目標もを概ね達成し終了しました。これを受けまして、当社グループの持続的な成長の実現に向けては、グループの利益体質を変えていくことが必要であり、中長期シナリオから逆算するかたちで、新たに2023年3月期を最終年度とする中期経営計画「WILL-being 2023」を策定しました。
中期経営計画基本方針
中期経営計画の基本方針は、ポートフォリオシフト、デジタルシフトにより営業利益率を高める「WORK SHIFT戦略」として、高収益体質化を目指します。ポートフォリオシフトでは、Perm(人材紹介、専門性の高い領域への人材派遣)SHIFTによる成長機会の最大化・最適化に取り組みます。デジタルシフトでは、Temp(人材派遣、業務請負)領域のデジタル化推進による生産性向上、事業安定性を軸 した雇用機会の最大化・最適化に取り組みます。また、事業ポートフォリオマネジメントについても、グループの事業を5つの領域に分類し、事業群の構成を最適化することによって、全体としての収益性を改善し、経営資源の最適配分及び投資効率の向上を図ります。
■基本方針
■事業ポートフォリオ
中期経営計画経営数値目標及び重点戦略
■経営数値目標
本中計最終年度の2023年3月期の売上収益133,500百万円、営業利益5,350百万円、営業利益率4.0%を経営数値目標とします。
■重点戦略
本中計の経営目標達成に向けて以下の4つを重点戦略とします。
戦略Ⅰ ポートフォリオシフトによる収益性の改善 国内、海外とも、Temp領域より粗利率の高い、Perm領域を拡大します。その中でも、特に人手不足が常態化して いる介護、建設技術者の分野を拡大します。
戦略Ⅱ デジタルシフトによる生産性向上 Temp領域の生産性向上に向けて、デジタル化推進によって業務のオンライン化・自動化等による効率化に取り組 みます。また、連結子会社間の統合、システムの統合、業務の集約等による効率化を図ります。
戦略Ⅲ 次なる戦略投資領域の探索 次なる戦略投資として、既存事業の周辺領域で、営業利益率の高いビジネスを探索し、将来的な連結営業利益率 向上を図ります。
戦略Ⅳ 財務戦略 将来への成長投資、財務レバレッジの適正化に向けて親会社所有者帰属持分比率:20%以上を目標とします。ま た、収益性の改善に加えて、資本効率の向上を目指すためにROIC:20%以上を目標とします。なお、将来の成長投 資を確保しながらも、利益還元の充実を図るため、株主還元は、期首業績予想に対する総還元性向:30%を目安と する方針です。
中期経営計画の進捗
2021年5月12日に公表した中期経営計画「WILL-being 2023」の進捗においては、2022年3月期の実績において、営業利益、営業利益率の目標をクリアしており、2023年3月期は、重点戦略含め完全達成を目指します。
■経営数値目標の進捗
■重点戦略の進捗